ZNI's Lab

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「TOEIC(R) L&R TEST ロジカル勉強地図」を読んで見た

時間かけて勉強しないとTOEICの点数は伸びないわけですが、 どうせ時間をかけるなら効率のよい勉強方法でやりたいと思うのが人情。

というわけで、今回はその要望について1つの道筋を示してくれる本 「TOEIC(R) L&R TEST ロジカル勉強地図」を レビューしていきたいと思います。

本の情報

タイトル TOEIC(R) L&R TEST ロジカル勉強地図
著者 Haru
出版社 KADOKAWA
発売日 2023/9/1
価格 1,500円+税
ページ数 288
判型 四六判
ISBN 978-4046062611

英語系YouTuber、Haruさんの初書籍ですね。 この人の配信は結構好きです。

大まかな内容

目次は下記の様になっており、それぞれの得点帯でどのように勉強していくかの戦術が載っています。

Chapter 1 500→700点のロジカル勉強地図
Chapter 2 700→800点のロジカル勉強地図
Chapter 3 800→900点のロジカル勉強地図
Chapter 4 900→970点のロジカル勉強地図
Chapter 5 970→990点のロジカル勉強地図

それぞれのフェーズで、 Haruさんがどのような理由でどんな勉強をやってきたか、 またどれくらいの時間をかけたのか、 その辿ってきた道筋をなぞれるようになっています。

やることは、オーソドックスな内容ではあります。

ベースとなるのは、単語、文法、音声知覚の勉強。 次に問題慣れのための問題演習。 これを800点まではひたすら鍛えていく。 800点を超えると、これにアウトプットの練習が合わさってくる感じです。

勉強の仕方を一部だけ言うと、 「金のフレーズ」「文法特急」「公式問題集」を3種の神器として ひたすら使い回す感じでした。 特に、単語がわからないと文章全く読めないので 「金のフレーズ」の周回はだいぶ強く推されていました。

もちろんこれだけじゃないですけど、 最初の方はこれがコアな勉強法かなと思いました。

よかった点

とてもいいのは、 具体的な参考書名を挙げて、それぞれをどのように使うか(Haruさんがどのように使ってきたか)、 戦術レベル・タスクレベルまで落とし込まれていることです。 そのため、どこから勉強を始めたらいいのかわからない人にも 頭空っぽにしてマネすればいいくらいの内容になっています。

これをベースに、少しアレンジすればいいのかなと思います。 とはいえ、だいぶ完成された勉強の道筋なのであまりイジるところがないと思う。 まあ、僕がイジるとすれば、例えば「文法特急」じゃなくて「金の文法」を使うとか、それくらい。

この本にあまり載ってないこと

TOEICを受けるに当たってのテクニックはそこまで載っていません。 TOEICで高得点を取るためには 英語力に加えてTOEIC独特の事務処理能力についても 知らないといけないので、 この辺は別の本やYouTubeTOEIC専門塾に行くなどするべきでしょう。

もちろん、圧倒的な英語力があれば高得点はとれますが、 まあTOEICを受けるのは仕事の為でしょうから、 テクニックに頼って、高得点を狙うのも大事かなと思う。

まとめ

Haruさんの著書「TOEIC(R) L&R TEST ロジカル勉強地図」の紹介をさせていただきました。

読んでいて、なぜか山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」って言葉を思い出しました。

まさにHaruさんが「やってみせ、言って聞かせて」くれる本です。 あとは読者の方が「させてみて(TOEICを受けてみて)」「ほめられる(点数があがって)」ことで、さらに英語の勉強が進んでいけばよいなと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。