ZNI's Lab

文房具の紹介をメインに、英語学習、ランニングなどの小ネタを書いています。

今年の万年筆の編成はこれで行く (万年筆用ペンケースの中身紹介)

1月1日、石川県能登半島で発生した地震は大阪に住んでる我が家でも揺れを感じました。 阪神淡路大震災を経験した身としては、割と他人事ではない。 それに、会社の同僚の1人が石川県出身ですが、 彼の家族は大丈夫でしょうか。

また、2日には、東京の羽田空港で、JALの旅客機と海上保安庁の航空機と衝突しました。 海保機はこの地震の被災地に、救援物資を届ける予定だったというんだから、 なんか皮肉が効きすぎ。

あんまり良くないニュースから始まってしまった今年一年な気がします。

気を取り直して、僕の万年筆の話

昨年は万年筆を日記と英作文に使っていましたが、 インク瓶を買い足してしまい、 インク沼に溺れそうになっています。 増える量が多い……。

そんなわけで今年はインクを減らすため、 万年筆をたくさん使用していこうと決めました。

今回の記事は、今年使おうと思っている万年筆用ペンケースの中身の紹介です。

ペンケース

過去にレビューしたペンケース 「SOU・SOU×KOKUYO CHINA 日々」 を使用することにしました。

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いやー、このペンケース可愛いですよね。 いつ見ても好きやわぁ。

中身の紹介

入れているのは、9本+1本(ローラーボール)になります。

上から順に

エルバン ローラーボール

万年筆のインクが使えるローラーボールです。 ローラのサイズは0.5mm。 入れているインクは、ナガサワ文具センターから出ているKobe INK物語の布引エメラルドです。

透明で中のインクが見えるのがよいです。 書き味は、そこまで滑らかってわけじゃないですが、 許容範囲ってところでしょうか。

インクの色は、エナージェルのターコイズブルーに近いかな? あれを少し薄めた感じです。 キレイな色です。

カヴェコ コレクション ダークオリーブ

2021年限定色。 スカイラインスポーツをベースにした万年筆になります。 Pen Houseさんのほうに在庫があったので、昨年末に購入できました。

字幅はB、インクがすごくぬらぬら出てきます。 ペンポイントサイズがだいぶ大きい (0.8mmある) ため、 とてもじゃないですが小さい文字は書けません。

インクは、ボディの色に合わせて、 プラチナ万年筆から出ているクラシックインクのフォレストブラックをチョイス。 オリーブグリーンのインクって結構いろんな会社が出していますが、 ちょっと暗めのオリーブグリーンがいいかなぁと思いまして、このインクです。

セーラー万年筆 プロフィット ふでDEまんねん

この万年筆のニブは変態ニブです。 ペン先に角度55度のニブがついており、筆記角度によって線の太さを変えられるというものです。 少し練習が必要ですが、コツを掴めば自由自在に線の太さを変えられるのが魅力です。

インクは、セーラー万年筆から出ているストーリアのイエローとパープルを1:1で混色して作ったブラウン。

なお、今回のストーリアの混色については次のサイトを参考にさせて頂きました。

セーラー万年筆「STORiA(ストーリア)」万年筆用の顔料インクを混色してみました

太い線で書くと、すごーくインクを使うので、あっという間にインクがなくなりそうです。

パイロット カスタム・ヘリテイジ91

金ペンその1。ボディカラーはブラック、字幅はF、インクはペリカンの 4001 ブルーブラックです。

使用頻度が一番高い万年筆で、 日記は必ずこれで書いています。 書き味は、至って普通かな。 万人受けする書き味ですね。

ペリカンのブルーブラックは、 書いている途中で酸化して色が濃くなるので面白いです。 ブルーブラックの中では濃い色だと思います。

プラチナ万年筆 プレジー

ボディはフロスティブルー、字幅はF、インクはプラチナ万年筆のカーボンブラックです。

僕が2番目に購入した万年筆で、 当時は1,000円+税で購入できたのだけど、 最近は値上がりして1,500円+税になってしまった。

書き味はとても滑らか。 結構ペン先もしなるので、書いていて気持ちいいと思います。

使用しているインクはドバドバでるタイプのインクです。 多分、表面張力が大きいのか? 字幅Fなのに、Mくらいになります。 また、顔料なので、乾くと詰まります。 そのときは死亡。ではなく、万年筆クリーニングキットを買ってください。

セーラー万年筆 ハイエースネオ クリア

通称「スネオ」。 字幅はF、入れているインクは、 セーラー万年筆から出ているストーリアのイエローとレッドを3:1で混色して作ったオレンジ。

このインクの混色も、上記で紹介した次のサイトを参考にさせて頂きました。

セーラー万年筆「STORiA(ストーリア)」万年筆用の顔料インクを混色してみました

書き味はとってもカリカリ。 たぶん、国内3大万年筆メーカーのなかで一番カリカリしていると思う。

インクのオレンジは普段使いする色ではないけれど、 テンションの上がる色です。

プラチナ万年筆 #3776 センチュリー

金ペンその2。ボディカラーはシュノンソーホワイト、 字幅はM、インクはプラチナ万年筆の #1200 ブルーブラックです。

ペン先のニブの幅が大きく、またシャリシャリとした書き心地が特徴。 普通万年筆はぬらぬらな書き心地が多いのですが、 このペンはわざとシャリシャリにして、 ペン先が滑りすぎないようにしているようです。 そのおかげか、ペン先コントロールはしやすいですが、 ある意味、万年筆らしくない書き心地かも知れません。

プラチナ万年筆のブルーブラックは青よりの少し明るい色です。 明るめのブルーブラックを求めている方にオススメできます。

ナカバヤシ ペンフォート ファセット

以前、このブログで紹介した万年筆。

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使っているインクは、プラチナ万年筆から出ているクラシックインクのセピアブラック。書き始めは色が薄いので大丈夫かなと不安になりますが、時間が経つにつれて黒くなってきます。

なお、このインクはEFに入れると書き始めが薄くて見えにくいと思うので、 少し太めのペンに入れるのをおすすめしたいです。

パイロット カクノ

ボディは通常の黒色のもので、 字幅はEF、インクはパイロットのカートリッジインクからブルーブラックです。 また、キャップは UNUS PRODUCT SERVICE. の SMART-CLIP ver.2 シルバーに換装しています (ちなみに、このSMART-CLIP ver.2って、全然再販しませんね)。

僕が初めて購入した万年筆がこちら。 Fを買ったのですが (というか、このボディ色ではEFの展開はない)、 透明軸のカクノEFからペン先を引っこ抜いて差し替えています。 書き味はカリカリですが、スネオくんよりは柔らかいかな。 その辺の調整はさすがのパイロット。

インクは普通の紙だと裏抜けしてきます。 そしてにじみます。 紙を選ぶインクだと思います。 逆に、字幅EFだと使いやすいインクかも?

セーラー万年筆 プロフェッショナルギアスリムミニ

金ペンその3。ボディカラーはマルン、字幅はEF、インクはセーラー万年筆から出ている四季織シリーズの山鳥です。

EFって細いですが、特にこれは細く感じます。 インクが薄い色だと、全然見えないかも知れません。 インクのフローはいいんですよ。 小さいボディも気に入っています。

インクの山鳥は、やや青寄りの深い青緑色で、とってもイイ色だと思います。 こういうブルーグリーン系好きです。

さっそく試筆 (書き初め?)

全然写真だと色が伝わらないなぁ。

スキャナーで取り込んでみました。もうちょっと見える様になったんじゃないかな。

ま、書いてみたよって、そんだけです。

まとめ

今年は万年筆のインク沼からの脱出のため、たくさん使っていこうと思います。 ふでDEまんねんがあれば、なんとかなりそうな気がする。ドバドバだせるんで。

あとは、万年筆を詰まらせないように、毎日少しでも書かないとね。

ここまで読んで下さりありがとうございました。