今回はタイトルの通り、「英単語学習の科学」という本の紹介です。 英語学習において、語彙を増やすことはとても重要だと思っていて、 効率的に学ぶ方法を知りたいと思っていたので、2019年の4月に発売されて、すぐに購入した記憶があります。
全ての英語学習者にお勧めできる本かと思います。
以下、本の内容と、私の感想について書いていきたいと思います。
どんな本?
書籍自体の情報や目次については、出版社である研究社のページを見てもらった方が良いと思います。
第二言語習得研究の成果を紹介しながら、本当に役立つ英単語の覚え方を考察した本です。 ただ、第二言語習得研究って若い学問なので、全部が全部正しいというわけではないということは頭の片隅において読むべきかと。
どんなところがよかったか
中身とは関係ないところで良かった点
- 各章毎にまとめがあり、読み返したときに、まとめを読めば大体内容がわかる
勉強するのに参考にしたところ
- 文脈で覚えるより、単語帳や単語カードで覚えた方が語彙を増やす効果・効率が高い。
(経験上、これは納得。著者も書いているが、単語帳で覚えた後にいろんな文章を読んで定着させるのがよいと思う) - テストが効果的な学習法である。
(これって、どの勉強でもそうじゃない?) - 間隔を開けて学習した方が、長期的な記憶保持に結びつく。
ただし、復習の間隔期間を広げていくことに効果は見られない。
(間隔期間を広げていくのが効果ないというのは意外でしたね。) - 学習効率 (効果じゃないよ) が一番良いのは、単語を1回だけ学習すること。
学習回数が1回から5回までは学習効果 (効率じゃないよ) は上がっていくが、それ以上はほとんど上がらない。
その他、いろいろありましたが、今のところ勉強に取り入れているのは上記の項目です。
つまり、赤シートで意味を隠して1日1回のテスト要素を取り入れた学習を行う。単語帳を一周したらまた一周する。それを何回も繰り返す、ですね。 私の場合は、覚えられない単語に印をつけて、それを見直します。 いよいよ全然覚えられない場合は、単語カードをつくってそれを回しています。
気になった点
- 書籍内でウェブサイトが紹介されているが、そのサイトがマニアックすぎると思う。
(著者は研究者ですからね。ちなみに私はこれらのウェブサイトは全然使ってません)
まとめ -結局大事なのは、継続すること-
以上、「英単語学習の科学」についての紹介と感想でした。
なお、どんなに優れた学習方法があったとしても、 結局のところ学習するかしないか、 それが何よりも大事だと思う今日この頃です。
この記事が参考になれば幸いです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。