はじめに
いろいろボールペンを買って、試して、増えていく日々ですが(いい加減、収束させねば……)、最近はゲルインクボールペンをよく使ってます。
ゲルインクって、なめらかで書きやすいのがいいですね。
特に最近は、パイロットのジュースアップがお気に入りなのですが、このペン、高級軸がない。
お気に入りの書き味で、高級軸でバシッと決めたいなーと思って、ジュースアップのリフィルが入る高級軸を探したところ、パイロットの「カスタム74ゲルインキ」にたどりつきました。
話のまえに、ゲルとジェル、インクとインキの話
ゲルとジェル
ゲルという用語ですが、表記はgelで、ドイツ語読みです。英語だと表記はおなじですが、読みがジェルになります。
なぜか知りませんが、ゲルという読み方を採用するメーカーばかりで、ジェルという読み方をするのはゼブラくらいです。
インクとインキ
インクは、inkという表記でこれは英語読み。
インキは、江戸時代にオランダから輸入されたときのオランダ語のインキ(inkt)に由来しています。
インクとインキのどちらの表記を使うかは各社異なります。
この記事の表記
商品名以外は「ゲルインク」という表記を使います。
ジュースアップのリフィルは、他社と互換性がない
パイロットのゲルインクのリフィルは、L型と呼ばれる規格のもので、日本の他社とは互換性がないのです。
ペン先の径が2.5mmあって、穴を通らない。他社のリフィルはペン先の径が2.3mm。
そのため、他社の高級軸には入らないんです。例えば、エナージェルフィログラフィーとか。
結局、パイロットの軸に落ち着く(でも満足)
いっそ、穴をドリルで広げようかと思ったりもしましたが、さすがに難しいと思い断念。
しばらく穴の大きいものがないか調べたのですが、同じパイロットのフリクション系か、ラミースイフトとラミーティポくらい。
ただね〜、フリクションはボディのお尻のゴムが気になるのと、ラミースイフトとかティポだと少しガタつきがあるらしいっていうことで購入を見送ってました。
その後も高級軸と互換性、調べまくったところ、たどり着いたのは、「くるみさんのおうち」というブログ。
結局パイロットの軸やないかーい!と思いましたが、ぼくの求めていたものだったので、カスタム74ゲルインキを早速購入してしまいました。
なお、カスタム74は、万年筆、油性ボールペン、シャープペンもありますので、購入するときは間違えないようにして下さいね。
早速試したところ、バッチリ入りました!!
その他のリフィルとの互換性
さて、無事にジュースアップのリフィルが入る高級軸にたどり着いたのですが、さらに調べると、他社のゲルインクのリフィルも入るそう。
これは早速試してみないと!!
というわけで、はい、手持ちの分を試しました。
- ユニボールワン
- サラサ
- エナージェル
- シグノRT1
- シグノ307
全部問題なく入りました!しかも、2.5mmの穴に2.3mmのリフィルを通しているのに、ガタつきもありません。
この軸、最強なんじゃないか!?
だがしかし、結構ペン先のチップ部分が長くはみ出てくる。特に、三菱鉛筆のリフィルは結構はみ出るような気がします。
少しかっこ悪いかな?
と、思っていたら、ラモス高橋さんという方が解決策をYouTubeに上げてました。
見てもらえればわかりますが、使い終わったリフィルの後ろを適切な長さに切って(ここが一番難しい)、ペン先にはめるだけです。いい感じ!
終わりに
というわけで、ジュースアップのリフィルが入る高級軸は、カスタム74ゲルインキ。
そしてカスタム74の軸は他のゲルインクも入って最強って話でした。
こりゃ一生モノの軸なんじゃなかろうか。
なお、純正のリフィルを別のリフィルに変更するは、メーカーの保証外です。
そこのところはご了承ください。
追加
また追加で高級軸を調べて記事にしました。